癒しを追及するカウンセラー・鈴木孝信の「心が強くなる心理学」

鈴木孝信が贈る、欧米の最先端心理療法に基づいた、読むだけで心が強くなる心理学情報ブログ

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こう考えている時は冷静ではない(その4)

   

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ストレスがかかると、僕たちの頭はとても簡単にその影響を受けます。
そのとき、心が穏やかで冷静な状態ではあまり見られない、特別なものの考え方や感じ方をするものです。
心理学では、こういった冷静じゃない考え方、感じ方を「認知の偏り」と呼んでいます。

認知の偏りをシリーズでご紹介しています。今回は31-40(全50)です。

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31)使ったお金よりも節約したお金に着目する
例:もともと買うつもりなかったけど、50%OFFでジャケット買えて得した!! 
 
32)自分のものに価値を感じすぎる
例:私が飼っている猫だから、他のどの猫よりも可愛いよ♪
 
33)別の原因に気づかない
例:同僚に挨拶したけど、無視された。あの人は僕を嫌っているんだろうな。(挨拶しなかった原因を他に気が付けない)

34)自己奉仕バイアス(成功は自分のおかげ、失敗は他人のせいという考え) 
昇進したのは僕が有能だから。ふられたのは彼女に男を見る眼がないから。

35)状況を踏まえずに、他人の言動を性格や性質のせいにする
例:あの政治家は漢字の読み間違いが多すぎるから期待できないな(実際は過労で判断力が鈍っていたという状況的な要素も強いかもしれないが、そこを考慮しない)。

36)機会費用(ある選択肢を選んだことで失われた、他の選択肢を選んでいたら得られたであろう利益)を考えない 
例:ダイエットの為に30分歩いた(走ったり激しいスポーツをすることで得られていたカロリー消費を考えない)。

37)他人が自分と似た価値観を持つと期待する
例:(外国人が電車の中で大声で話している状況で)空気読めよ、うるさいやつら!

38)内集団バイアス
例:アメリカで、出身が近くだと分かった日本人に強く好感を感じた(実話)。

39)自分が分かっていことに気が付かない 
例:勉強?どこが分かってないかすら分かってない。

40)課題を終わらすまでの時間を短く見積もる
例:後5分で支度できるから待ってて(実際20分はかかる)

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