こう考えてる時は冷静ではない(その2)
ストレスがかかると、僕たちの頭はとても簡単にその影響を受けます。
そのとき、心が穏やかで冷静な状態ではあまり見られない、特別なものの考え方や感じ方をするものです。
心理学では、こういった冷静じゃない考え方、感じ方を「認知の偏り」と呼んでいます。
認知の偏りをシリーズでご紹介しています。今回は11-20(全50)です。
●認知の偏り50(11-20)
11)短絡的な自分への言い訳
例:昨日1時間勉強したから、今日はやらなくていいや。
12)世界は公平であるという考え
例:これだけがんばって働いてるんだから、絶対報われる。
13)自分の視点のみで物事を考える
例:猫に餌をしつこく催促されるの、嫌だなぁ……。
14)自分を批判することは役に立つことだと考える
例:何であんな余計なこと言ってしまったんだろう。一度本当に自分バカだって知る必要あるな。
15)感情は行動の原因であるが、行動は思考や感情に影響を与えることに気づかない
例:ちょっと落ち込んでるから勉強するのやめよう(でも勉強をすると元気ができるかもしれないことを考えない)
16)白か黒かの考え
例:オール5の成績取れないから、僕は完全にバカだね。
17)べき思考
例:この皿はこの洗い方しないといけないでしょ。
18)事実に反しても感覚的に物事を捉える
例:ドアの鍵閉めたのに、鍵かけ忘れた感じがする。
19)単に繰り返しやってきたことだから役立たなくても続ける判断
例:酒を控えるように医者に言われても、晩酌を続ける
20)妄想
例:地球温暖化なんて、本当はない。